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Iceland Airwaves Music Festivalが
昨日10月15日(水)に開幕されました。
Iceland Airwaves Music Festivalとは
首都レイキャヴィークで年一度開かれる音楽祭のことで、
5日間に渡ってライヴパフォーマンスが繰り広げられます。
99年の立ち上げ当時はアイスランド国内の4組が参加するのみだったものが
現在では100組を超える国内外のアーティストが参加するまでに至りました。
参加アーティストの詳細は下記のホームページに掲載されています。
HPには各アーティストに関する解説やコメントなども掲載されていて、
リンクされているMyspaceのページでは音源も聴くことができるので
そこから新たなお気に入りアーティストを見つけることもできるのではないでしょうか?
特に、Podcastのページでは
過去のライヴの様子やインタビューの映像を見ることができるのでオススメです。
今月に入ってからは
銀行国有化や英国との預金口座の凍結合戦、
それをネタにアイスランドの国自体がオークションに出品されるなど
金融危機に関するニュースで
アイスランドはあまり嬉しくない取り上げ方をされているので、
めげずに頑張ってほしいものです。
O'luckey
(前回の更新より間が開いてしまいました、申し訳ありません。)
Iceland Airwaves Music Festival
http://www.icelandairwaves.com/
先日閉幕した夏季オリンピックin北京にて
男子ハンドボールアイスランド代表チームが奮闘し、
夏季・冬季の全競技を通して初の金メダル獲得のチャンスを逃してしまったものの、
見事銀メダルを獲得しました!
アイスランドではこの素晴らしい結果に国中が喜び、
選手全員及びコーチには国から勲章が与えられることが決定しているそうです。
残念ながら代表チームが地区予選で敗退してしまった日本でも
決勝戦の模様のみ後日録画で放送されていて、
普段メディアで取り上げられることの少ないアイスランドの国名が
連呼されていることに若干の違和を感じながらも、
アイスランドチームの活躍の様子知ることができました。
モヒカン頭のRobert Gunnarsson選手や、
キャプテンであるOlafur Stefansson選手、
今回の大会で2番目に多くゴールを決めたという
Snorri Gudjonsson選手の活躍が見モノでしたが、
最も印象的だったのは、
試合終了直後に膝を抱えて涙するSigfus Sigurdsson選手の姿でした。
バルセロナ.F.Cのグジョンセン選手を除けば
スポーツで話題になることの少ないアイスランドです。
このハンドボールチームには今後の活躍も期待せずにはいられません。
ちなみに、アイスランド語でハンドボールは"Handbolti"だそうです。
そのまんまです。
O'luckey
[参考]
オリンピックin北京オフィシャルサイト Handball
http://results.beijing2008.cn/WRM/ENG/Schedule/HB.shtml
試合の結果が全て記録されています。
先日開幕した北京オリンピックに出場する
アイスランド人選手の一覧です。
(日付、時間は全て現地時間)
■陸上 8/15(金)~24(日)
男子ハンマー投げ
Bergur Ingi Petursson
女子槍投げ
Asdis Hjalmsdottir
女子棒高跳び
Thorey Edda Elisdottir
■バドミントン 8/15(金)~17(日)
女子シングルス
Ragna Ingolfsdottir
■ハンドボール 8/9(土)~24(日)
男子チーム
Alexander Petersson
Arnor Atlason
Asgeir Orn Hallgrimsson
Bjarni Fritzson
Bjorgvin Pall Gustavsson
Gudjon Valur Sigurdsson
Hreidar Gudmundsson
Ingimundur Ingimundarson
Logi Eldon Geirsson
Olafur Stefansson
Robert Gunnarsson
Sigfus Sigurdsson
Snorri Steinn Gudjonsson
Sturla Asgeirsson
Sverre Andreas Jakobsson
10日(日) 10:45~ 対ロシア戦
12日(火) 20:45~ 対ドイツ戦
14日(木) 14:00~ 対韓国戦
16日(土) 20:45~ 対デンマーク戦
18日(月) 09:00~ 対エジプト戦
■柔道 8/9(土)~8/15(金)
男子100kg超級
Thormodur Arni Jonsson
(日本時間14日午後5時ごろ、NHK総合にて放送予定)
■水泳
男子競泳
Arni Mar Arnason
Hjortur Mar Reynisson
Jakob Johann Sveinsson
Orn Arnarson
女子競泳
Erla Dogg Haraldsdottir
Ragnheidur Ragnarsdottir
Sarah Blake Bateman
Sigrun Bra Sverrisdottir
O'luckey
『商業の日(Merchant's holiday)』として国民の祝日に定められています。
日本でいう『勤労感謝の日』みたいなものでしょうか?
1894年に設けられた労働者のための休日だそうです。
東京では最高気温が30度を下回ることのほうが珍しくなってしまいましたが、
アイスランドでも熱波の影響で信じられないような猛暑に見舞われていたようです。
特に気温が高かったという先月30日、
シングヴェトリル国立公園(Thingvellir National Park)では29.7℃を記録!
そして、首都レイキャヴィークでも26.2℃に達し、
どちらも過去150年の観測史上では最も高いものだったそうです。
ちなみに記録に残っているものでは、
1939年6月22日に
西部フィヨルドのベルフィヨルズゥル(Berufjörður)で観測された
30.5℃というものが最高で、
この調子ではこの記録もすぐに更新されてしまうのではないか?
と少々心配になってしまいますが、
この暑さは一時的なものだったようで、
今では10℃台に落ち着いている模様です。
セミの鳴き声から今すぐにでも解放されたい身としては、
日本の暑さも一時的であればと願うばかりです。
アイスランドの気象情報を知るには下記のサイトが便利です。
予報だけではなく、過去のデータも見ることができます。
Weather Underground - Reykjavik, Iceland
http://www.wunderground.com/global/stations/04030.html
O'luckey
アイスランド南部に位置するウエストマン諸島に属する島の一つ、
スルツェイ(Surtsey)が世界自然遺産に登録されました。
既に文化遺産として登録されている
シングヴェトリル(Thingvellir/頭文字thはソーン)に次ぐ、
アイスランド二つ目の世界遺産です。
スルツェイというのは
アイスランド語でスルト(Surtur)の島(eyja)という意味だそうで、
北欧神話に登場する巨人、スルトにちなんで命名されました。
この島は1963-1967年に起こった火山活動によって新たに出現したもので、
その誕生以来、一般人の立ち入りを制限するなどの保護と
植生と鳥類など生態系の観察が続けられてきました。
それが注目されて今回の登録に至ったようです。
ちなみにこのウエストマン諸島は
多くのパフィン(Puffin)が飛来・営巣することでも有名ですが、
環境の変化が原因と思われる餌(Sand eel/イカナゴの仲間)の不足により、
その数が年々減り続けているそうです。
Z.O'luckey
参考
UNESCO World Heritage Centre - Surtsey
(
修正された模様です。
http://courrier.hitomedia.jp/contents/2008/05/post_299.html
ヤフー、グーグルの本社がアイスランドに移転されるというワケではなく、
両社の中心的なデータセンターが
アイスランドに設置されるようになったというニュース。
アイスランドの冷涼な気候によるサーバの空冷効果や、
地熱を利用したクリーンな電力が移転の決め手だそうで、
北米と西欧の中間地点に位置しているという
地理的な利点もあるのだとか。
とにかくとてつもなく膨大な量のデータを扱う施設ですから、
一般市民が利用する電力への影響がないと良いのですが・・・。
ここのところ大きな変化が続いている
アイスランドの経済からも毎日目が離せませんが、
5月29日未明にレイキャヴィーク近郊で発生した
比較的大きな地震の被害状況が非常に気になります。
地震の規模を表すマグニチュードは6.2で、
死者は出ていないものの、けが人が数十名出ているほか、
道路が寸断されるなど大きな被害が出ている模様です。
Z.O'luckey
アイスランドは日本・ノルウェーと並んで捕鯨国としても知られています。
アイスランドは85年から商業捕鯨を停止していましたが、
92年に捕鯨モラトリアム(※1)継続に反対してIWC(国際捕鯨委員会)を脱退。
そして、06年に商業捕鯨の再開を発表したものの、
昨年07年度は「日本市場での販路を開けず採算が合わない」とのことで
予定していた捕獲頭数より少ない数で操業を中止していました。
しかしながら、今年度も商業捕鯨を継続するようで、
ミンククジラ40頭という捕獲割り当て頭数が漁業省によって発表されました。
(ちなみに07年度の割り当て頭数はナガスクジラ9頭 ミンククジラ30頭で、
実際の捕獲頭数はナガスクジラ7頭 ミンククジラ7頭でした。)
これに対して、
動物愛護団体やホウェールウォッチング業者からは
激しい非難の声が上がっているとのことです。
「日本市場での販路が開けず…」とのことですが、
国民が鯨肉を常食としなくなった今でも、
"尾のみ(尾部の肉)"や"さえずり(舌)"といった部位は
非常に高い値段で取引されている上に品不足の状態が続いているので、
日本国内にて鯨肉の需要が全くないといったワケではありません。
ならばアイスランドの輸出品に少しくらい頼っても良いのでは?と思いますが、
日本政府が行っている調査捕鯨は
捕獲した鯨肉を販売することによってその活動資金を捻出しているため、
それらの肉が消費されずにアイスランド産の鯨肉が流入してしまうと
調査資金の調達が困難になることが予想されるので、
鯨肉の輸入に対して日本政府は首を縦に振ることが出来ないようです。
国の輸出の大半を水産物に頼り、
対日輸出の9割が水産物であるアイスランドにとって、
日本向けの鯨肉輸出は新たなビジネスのチャンスである一方、
ホウェールウォッチングを含む観光産業も大きな収入の一部になっているため、
アイスランドはとても難しい立場に置かれています。
日本でも今年に入って
反捕鯨団体による調査活動妨害のニュースが目立つようになり、
この問題からは目が離せません。
今年のアイスランドによる捕鯨活動はどのような結果になるのか、
この問題に深く関係する国の国民として見守って行きたいと思います。
Z.O'luckey
(※1) 商業捕鯨を全面的に停止すること。
詳しくは日本鯨類研究所のFAQページ、Q26.を参照(以下リンク)
http://www.icrwhale.org/05-A-a.htm#26